2022年 5月 26日
きせつのえてがみ|VOL.7 遠い地の香りをゆっくり飲み干して 小さな旅から帰ってくる午後
先日、お茶の専門店で茶葉を買いました。
誰かへの贈り物を買うために利用したことはあったものの、
自分のためにわざわざ専門店に行くのは初めて。
いつもはスーパーなどでパッケージングされたものを買っているので、
ずらりと並んだ茶葉を眺め、香りを嗅ぐだけでも楽しかったです。
その日選んだのは、熊本県産の和紅茶の葉。
インターネットも繋がらない山奥で摘まれた葉なのだと、お店の方が教えてくれました。
さっそく淹れてみると、香りの豊かさと味わい深さにびっくり。
まるで、行ったこともないその山奥の空気に触れたかのような気持ちでした。
お茶の時間が小さな旅の時間となった、最近の出来事です。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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