2022年 11月 14日
お蚕さまからのたより｜VOL.28 新規有用成分「ナトリード」には、毛髪のツヤ改善パワーがあることも明らかに！
天虫花草の原料である当社独自の製法で得られるカイコハナサナギダケ冬虫夏草から、世界で初めて発見された新規有用成分「ナトリード」。第一工業製薬グループのバイオコクーン研究所での研究により、新たな力を持っていることが分かってきました。今回はその一つ、毛髪のツヤを改善する力についてお話いたします。
目次
1.マウスを触ったときに気づいた毛質の変化
2.摩擦が少なくなり、キューティクルも改善
3.新たな効果にも期待
1.マウスを触ったときに気づいた毛質の変化
岩手県盛岡市にあるバイオコクーン研究所で、「ナトリード」の効果について研究を進めている主任研究員・苅間澤真弓さん。「ナトリード」による老化したマウスの認知機能（学習力）の改善効果を確認していたときに、ある異変を感じました。
「なんだか、マウスがすべる……」
認知機能を確認するために毎日「ナトリード」を与えていたところ、日が経つにつれて手に持ったマウスがスルスルとすべってしまうようになったというのです。
「マウスは年を取ると、毛質が変わってゴワゴワしてきます。それが、『ナトリード』を与えることで当初よりもつかみにくくなった、つまり、毛のツヤがよくなっているように感じました」（苅間澤さん）。マウスの毛に変化が起きているのでは？と考えた研究チームでは、さらに調査をすすめることにしました。
2.摩擦が少なくなり、キューティクルも改善
岩手大学理工学部の内舘道正教授監修のもと、マウスの毛の摩擦を測定しました。すると、「ナトリード」を与えたマウスと与えていないマウスでは、「ナトリード」を与えたマウスの方が、摩擦が小さくなっていることがわかりました。つまり、毛がツルツルしていてツヤがあるということ。苅間澤さんの感じた通りだったのです。
さらに毛のキューティクルの状態にも違いが。「老化したマウスは毛髪表面が荒れたり傷ついたりしていましたが、ナトリードを与えたマウスは、毛髪表面の荒れや傷が少なくなっていました。ナトリードによる毛髪のツヤ改善への期待が高まった瞬間でした」と苅間澤さん。
3.新たな効果にも期待
認知機能の改善という、毛髪とは関係のない実験中に偶然気付いた「ナトリード」の毛質改善の力。「現在わかっている効果は、認知機能の改善と毛髪の改善の２つだけですが、ナトリードが、他にもアンチエイジング効果を持っているのでないか、と期待しています」とは研究部長の石黒慎一さん。
「ナトリード」が、いったいどんなパワーを持っているのか。苅間澤さん、石黒さんをはじめ、バイオコクーン研究所では、皆様のアンチエイジングへの期待に応えるための研究を続けています。
※「バイオコクーン研究所」、「ナトリード」は株式会社バイオコクーン研究所の登録商標です。
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