2023年 3月 16日
きせつのえてがみ|VOL.43 手渡したボタンは 記憶のひとかけら 軽やかに舞う ブレザーの羽
これまでにいくつかの卒業式を経験してきました。
幼い頃は先生たちが泣いているのを見て、
「大人でも泣くんだな」と驚いたものです。
当時は私たちと離れるのが寂しいからだと思っていましたが、
大人になった今は、その涙の意味がもう少しよくわかる気がします。
たくさんの経験、小さな衝突、緩やかな変化。
日々の中では気づかなかった成長に、
改めて感動するからなのでしょう。
卒業、おめでとう。
街ゆく若者たちを眺めながら、
自分の成長に思いを馳せる今日この頃です。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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