2022年 6月 09日
きせつのえてがみ|VOL.9 やわらかな雨が居場所を描きだす また晴れるまでのひかりの休息
雨の日に、家の中にいるのが好きです。
屋根や窓に当たる雨粒の音を聞いていると、
自分が守られているのを感じます。
ここにいれば濡れることはない、という事実。
その確かさにほっとするのです。
だから雨が降り始めると、なんだか嬉しくなります。
「守られている」ということを実感できるから。
大人になるたび強がることを覚えても、時々は何かに守ってほしい。
そんな時間があるからこそ、勇敢に出かけられるのだと思います。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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