2022年 7月 14日
きせつのえてがみ|VOL.14 朽ちていく様もひとつの花の色 空で花火が燃え散るように
時々、自分のために花を買います。
枯れてしまうのがなんだか寂しく、
花を飾らない時もあったのですが、
友人に「花は枯れていく様子も美しいものだよ」
と教わって以来、花を飾るようにしています。
蕾が咲き、満開になる。
花びらが散り、しぼみ、枯れる。
花の変化をじっくり見ていると、
その時々でまったく異なる表情や色合いを見せることに気がつきます。
色とりどりに燃え散った花火が網膜に残るように、
花もまた、さまざまな美しさの余韻を心に残すのです。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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