2022年 11月 04日
きせつのえてがみ|VOL.29 後ろ髪引かれながらも手放した 荷物の代わりに生えてくる羽
この間、10歳年上の友人が、
「歳をとって、だいぶ楽になった」と話してくれました。
「10年前にはまだ無茶ができたの。
徹夜をしたり、休みなく働いたり。
だから『自分はもっと頑張れる』と思ってたんだけど、
今はそれが体力的にできなくなったんだよね。
だけど『もう頑張らなくていいんだ』て思ったら、
それはそれでとても楽になった」
「頑張る」から「楽しむ」へと移行した彼女は、なんだか身軽そう。
きっと、余計な荷物をおろしたからでしょう。
歳を重ねるほど、身軽になれる。
それって素敵なことだなと、友人を見ていて思うのです。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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