2022年 4月 14日
きせつのえてがみ|VOL.3 手から手へ渡る私は軽やかに フォークダンスは人生のよう
中学生の頃、運動会でフォークダンスを踊ったことがありました。
クラスメイトと手をつないで踊るのが恥ずかしくて、みんなできゃあきゃあ騒いだものです。
だけど実際に踊り始めると、次々と相手が変わっていく中、自分の踊り方もまた変わっていくのがわかって興味深く感じました。
スムーズに踊れる相手、愉快に踊れる相手、なんだか緊張する相手……。
ともに踊る人によって、自分の動き方も変化する。私にはいろんな顔があり、それを引き出してくれるのはいつも他人なんだと感じた瞬間でした。
人生って、まるでフォークダンスのようだと思います。自分はこういう人だと決めつけずに、いつも心を開いて手を取る自分でいたいものです。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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