2022年 4月 21日
きせつのえてがみ|VOL.4 一滴のさよならを混ぜた青空は 息を呑むほど美しい青
幼い子供と一緒にいると、彼らがいかに感動屋さんかわかります。
桜を見れば花びらを拾い、雨を見れば濡れに行き、虫を見れば捕まえる。
まるで目に留まるものすべてが珍しくて仕方ないようです。
レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』にこんな言葉があります。
「もしこれが、いままでに一度も見たことがなかったものだとしたら? もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」
子供たちはきっといつも、初めて出会うように世界を見つめているのでしょう。
一方でこの世に慣れてしまった私も、これをもう二度と見ることができないかもしれないと意識することで、また彼らのような真新しい眼差しを取り戻すことができるのです。
短歌、文 土門蘭
イラストレーション 岸本敬子
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明日はもっと、豊かな自分に。
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