お蚕さまからのたより|Vol.1 113年前から続く、私たちと繭のおはなし
天虫花草は、蚕のサナギに育つ冬虫夏草に含まれる新規有用成分「ナトリード®」に着目したサプリメント。
化学メーカーである第一工業製薬がこういった製品を販売することに「なぜ?」と思われる人もいるかもしれません。
実は私たちの会社は、蚕がつくりだす繭との出合いから始まりました。
まずご挨拶を兼ねて、創業のお話をさせていただきますね。
目次
1.明治時代、京都・西本願寺の門前に誕生
2.絹を洗う石鹸が大ヒットして事業が軌道に
3.ライフサイエンス分野で養蚕イノベーションを
1.明治時代、京都・西本願寺の門前に誕生
第一工業製薬のルーツは、1909(明治42)年4月1日に誕生した「匿名組合負野薫玉堂解舒液部」です。
場所は西本願寺の門前で線香を商う「負野薫玉堂」の裏手。今でいうなら、京都駅の少し北です。
技術者の中村嘉吉郎、負野薫玉堂の当主・負野小左衛門、絹織物業の会社に勤めていた小野茂平の3人が、空き地に小さな小屋を建て工場としたのが始まりです。
2.絹を洗う石鹸が大ヒットして事業が軌道に
絹練用石鹸などを開発・販売して事業を拡大。
1915年(大正4年)11月に世に送り出したのが、国産の絹精錬用の石鹸「玄武印マルセール石鹸」です。
その後、ふたつの世界大戦という時代の波にもまれながらも事業を存続することができました。
1934年(昭和9年)に生まれた高級アルコール洗剤は後に「モノゲン」という名称で、長く家庭で愛用される商品となりました。
現在では工業用薬剤のトップを走る化学の素材メーカーとして活躍しています。
そして今、さらなる未来へ、一歩を踏み出します。社名にありながらも、手がけてこなかった製薬分野、ライフサイエンスへの挑戦がいよいよ始まりました。
3.ライフサイエンス分野で養蚕イノベーションを
日本はもちろん、世界にとって大きな課題がふたつあります。高齢化社会への対応と発展を持続可能にする社会づくりです。健康を脅かす認知症や生活習慣病、そして地球温暖化。
第一工業製薬の手掛けるライフサイエンス事業では、このふたつの難関を越える道すじを照らしていきます。
その一つが、子会社のバイオコクーン研究所と共に開発した天虫夏草です。脳細胞を活性化し、認知症をおさえるナトリード®️という成分が、蚕のサナギから生まれる冬虫夏草にあることがわかりました。国際的な科学論文誌にも発表され、大きな発見としてすでに注目されています。
創業時から深いつながりがあった養蚕。蚕に欠かせない桑の活用も含めた、養蚕イノベーションを、わたしたちはライフサイエンスというフィールドで起こしたいと考えています。
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明日はもっと、豊かな自分に。
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